母が愛し、暮らした津屋崎の家が紡ぐ。明るくて開放的な雰囲気のまちの写真屋さん

2023年6月16日
母が愛し、暮らした津屋崎の家が紡ぐ。明るくて開放的な雰囲気のまちの写真屋さん

津屋崎小学校の近くにある空き家に明かりが灯りました。福津市外で暮らしている家主様より、「母が愛し、暮らした津屋崎のために使って欲しい」と、ご相談をいただきました。私たちは、家主様の希望に合う借り主家族をご紹介。住居兼フォトスタジオへと改修・改装しました。

―ご実家が空き家になった時、どういう気持ちでしたか?

母の入院がきっかけで空き家になりました。とにかく突然のことで、何の心構えもなく、どうしようかと、戸惑いました。空き家のままにしていたら、草も生えるし家も傷むし、近所にご迷惑がかかるのも心苦しい。どうにかしたいと強く思っていました。

―相談をされてどうでしたか?

ホームページを見て、まちのために空き家活用を進めていることに共感して連絡をとりました。「殺伐としている家だけど、借りる人なんているのかな…」「もう売ってしまった方がいいのかな…」と不安で…。でも、古橋さん(津屋崎空き家活用応援団員)と話をして、家を見てもらった後に「借りる人は、見つかりますよ」と言ってもらえて希望が持てました。それからしばらくして、「津屋崎を愛してくれる人が住んで欲しい」という私の要望通りの借り主さんを見つけていただきました。

ヤスタカスタジオ

―空き家が貸家になりました。今どんな気持ちですか?

もう自分は住まないから好きなようにして良いと伝えていたのですが、家の外観はほぼそのまま!私が知っている景観が残っている!と、とても嬉しかったです。今は、フォトスタジオのホームページを日々チェックするのが楽しみです。家の写真や、撮影に来られたお子さんやご家族の写真を通して「家が活かされていて、本当に良かった」と安堵しています。津屋崎空き家活用応援団のみなさまや、借り主さんに感謝しています。

ヤスタカスタジオ

活用時のポイント

二間続きの畳のお座敷を板間に張り替え、 明るく開放的なフォトスタジオにしました。

築100年を超える古民家でまちの人たちと、このまちを訪れる人たちが共に「家族のようにつながれる場を」
ボタン背景画像        

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